訪問犬(セラピー犬)への道(8) ~ 最初の試験は老人ホームにて

今日 最初の試験が行われました。  場所は ある老人ホームの広間にて。

日本では勝負XXXと言う言葉がありますね。
ナナの場合は勝負首輪、 しまっておいた先代犬エイミーの首輪です。

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普段はブラッシングと軽く拭くだけで、滅多にシャンプーしないのですが、今朝は念入りにシャンプー。

そして「頑張ろうね!」と固い握手を交わしたのであります。

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老人ホームには2組(2人の飼い主と犬達)が交代で入り ご老人達(痴呆症やルツハイマー)と接しました。
私達の相棒はMさん&ゴールデンレトリバー君。
試験官はドッグトレーナーとマルテザー(社会福祉団体)訪問犬担当者。

大きい広間の横には広いベランダがあり、そこで車椅子に乗って寛いでいる人達が5人、部屋には4人。
他に老人達を世話する方達が3人。
Mさんとゴールデン君はベランダへ、 私とナナは中にいる4人と接する事になりました。

その様子を試験官達がチェックするわけです。

ご老人達の それぞれの詳しい病状などは知らされていません。


以下は私のメモ書き。


まずは車椅子に乗ってはいるけれど 一番元気&興味津々そうなお爺さんの所へ。
自己紹介してナナを撫でてもらう。 持参したドッグフードをあげてくれる?と聞いたらO.K.だったので彼の手の平に置いてナナに指示を出して食べさせたら笑顔。
お爺さんとは会話が出来、彼が昔農家で犬を飼っていた事など話すが こちらから質問すると どんな犬だったか忘れているよう。
もう一回 ナナにフードをあげてくれる?と聞いたら 「手が汚くなるから嫌だ」って はっきり断わられた。

次はソファに坐っているお婆さん、 ナナに関心無し。
話しかけたら 目は合わせるが言葉での反応無し。 ドッグトレーナーからのアドバイスで彼女の膝にドッグフードを置きナナに食べさすが ちょっと怯えたようだった。

椅子に坐り 目を閉じているお婆さん。
それでも声をかけるよう試験官から言われたので 少し大きい声で話しかけると目を開けるが すぐ又目を閉じてしまい全くコミュニケーション取れず。

部屋の片隅に坐っている男性は この中で一番若い。
一見 何か考え事をしている様子に見えるが、 表情が全く変わらない。  彼にも挨拶してナナにドッグフードをあげてくれるか聞くと 無言だが一瞬表情が変わった。
ちょっといいですか、、と言いながら 思い切って彼の手をとり そこにドッグフードを乗せナナが食べた瞬間 彼が笑った。 ビックリしたけど嬉しかった。

初めての場所 初めて接する人達なのに ナナは常に静かで落ち着いていた。


以上 30分間位の実地試験。

終わった後 私は試験官から「良かったですよ、では明日の幼稚園での試験に来て下さい」と言われたけれど、驚いた事にゴールデン君は失格してしまったのです。

ホームに入る前、 私達は外のベンチで待っていて後から来た試験官と挨拶。  彼女は勉強会にも来ていたので顔馴染みですが、犬達にとっては会ったのは2度目。
試験官が犬達にも挨拶したら ゴールデン君いきなり唸ったのです。

ナナもゴールデン君も伏せの状態だったのですが、試験官は上から覆いかぶさるような感じで犬を撫でたので恐怖を感じたのだと思います。
慣れていない犬に対して行ってはいけない仕草なのですが、 痴呆症のご老人達にはそんな事は通用しません。

試験中には唸る事は無かったそうですが 1歳半のゴールデン君は少々落ち着きがない態度だったようです。

飼い主さん とってもがっかりしてましたし トレーニング仲間は全部合格するだろうと安易に思っていた私もショックでした。

そんな訳で 明日の幼稚園での試験がどうなるか、 ナナが子供を威嚇するような態度を取るとは思えませんが、ナナらしく ゆったりと子供達と接してもらいましょう。
 
今日は気負ってしまった私ですが、明日はかまえず ゆったりとした気持ちで幼稚園へ向かおうと思います。



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by monika914 | 2014-07-17 06:16 | 訪問犬 (セラピー犬) | Comments(8)
Commented by はちきんイジー at 2014-07-17 13:13 x
私も そこにいるような気持ちで読みました。

老人ホームでは 働いた経験がある事もあり

この日の様子が すぐに想像されます。

もに香さんも 細かく 老人たちの様子を観察されていましたね

幼稚園はまた 違った雰囲気ですよね

 心を開けて リラックスし その時間、、瞬間を楽しむことでしょうかね

お2人とも 今日はご苦労様


Commented by aka at 2014-07-17 17:45 x
私も緊張して読みました!
もにかさんとナナちゃんの息が合っている様子が目に浮かびます。
私も以前、ボランティアで老人や障害のある方に接したことがありますが、
専門家ではないので、所々でどうやって接して良いのか分からなくなることがあり、不安になってしまいがちでした。
そういった不安は犬にも伝染しますよね。
落ち着いて行動されているもに香さん、素晴らしいです!
Commented by chotiberry at 2014-07-17 21:33
2番目の写真、ナナちゃん集中してますね!
気合を感じますよ! 笑

ゴールデンちゃん、ザンネンでしたね。
飼い主さんの緊張感が伝わってしまったんじゃないでしょうか。。。

幼稚園にも行くんですね!
子供はラブの得意分野だから、ナナちゃん問題ないでしょう!
がんばれ!!
Commented by やっちん at 2014-07-17 21:56 x
知らない人とのコミュニケーションは人ですらハッとする瞬間が
あると思いますが、ナナちゃんは頑張りましたね。
試験という状況も加味され、もに香さんもかなり緊張されたのでは?

次のステップへ進めてよかったですね。
次回また頑張ってください。
握手の写真、ナイスショットです!
Commented by monika914 at 2014-07-18 05:41
★イジーさんへ
コメントありがとうございます。

老人ホームで認知症の方達が集まっている こういう場所は初めてで少し緊張しました。
自分の世界に浸っている方達とのコミュニケーションは不可能に近いですね。
Commented by monika914 at 2014-07-18 05:45
★akaさんへ
コメントありがとうございます。

とにかく初めての経験なので 少し緊張したんですが落ち着いているナナに救われた感じです。
認知症の方達に どう接してよいのやら、、、と迷いながらも自分なりに一生懸命やったと思います。
そして たとて一瞬でも表情を顔に出してくれる瞬間がとても嬉しかったです。
Commented by monika914 at 2014-07-18 05:50
★chotiberryさんへ
コメントありがとうございます。

この写真の時、ナナは床にいるハエをじ~っと見つめていたんです(笑)
ゴールデン君はまだ若いから 又チャレンジ出来ると思います。
幼稚園 行って来ました、 その事は明日書くつもりです。
Commented by monika914 at 2014-07-18 05:57
★やっちん さんへ
コメントありがとうございます。

2歳前のナナに初めて会った時に この仔落ち着いているなという印象を受けたのですが、一緒に暮らし始めて確信しました。
試験はナナより私の方が緊張してましたね。
ナナは頑張ったというより ナナ本来の味を出してくれたんだと思います。
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