暖かくなったり 寒くなったり、気温差が激しいこの頃ですが、 色とりどりに咲きほこる花達が「間違いなく 春はやってきましたよ」と告げているようです。 我が家の前庭に立つ 桜の老木にも花が咲き始めました。 日曜日は夫と一緒に長い散歩。 日本滞在中 ワンちゃんを見かける度に目が行ってしまうのですが、 こちらに比べると圧倒的に小型犬が多いですね。 けれど ある日実家近くでチョコラブちゃんを見かけました。 思わず笑顔でワンちゃんを見たら 私の犬好きアンテナが伝わったのか 私の傍に寄ってきて飼い主さんと しばし立ち話。 と~っても人懐っこいラブそのものって感じの仔でした。 そしてお出かけ中の駅で 盲導犬を2度見かけました。 どちらもナナと同じイエローラブ。 (写真は 他サイトからお借りしました) 一頭は地下鉄の駅にて、 花柄の服を着ていたから雌のラブちゃんなのでしょう。 同じ地下鉄に乗ったのですが、電車の出入り口ドアとは違った場所に建っていたので 電車が来た時に ある男性が視覚障害者の方の腕をつかみ誘導しようとしたら 迷惑そうに無言で腕を外しました。 まるで 「私にはこの仔が居るんだから大丈夫です」とでも言いたげに。 そして盲導犬と共に 電車に乗りドア付近に立っていたら、 近くに立っていた女性がしゃがみ込んで犬をじ~~っと見たのです。 私からは どちらも背中しか見れませんでしたが、 もしその女性が犬に話しかけたりしたら「盲導犬に対しては静かに見守るのがマナーですよ」と言う覚悟でした。 でも幸い その女性は見つめてるだけでしたが、わざわざ屈んで見つめるのもマナー違反ですよね。 もう一頭は ドイツに戻る日で 成田エクスプレスを待つ駅にて。 他駅での人身事故により 成田エクスプレスや他の線の電車が遅れホームは大混雑。 結局私は予定より1時間以上遅れて成田空港に着き 飛行機に間に合うか かなり焦りました。 その盲導犬は普通電車を待っていたようですが、 電車はどれもぎゅうぎゅう詰め状態で そんな電車に乗れるのかしら? 無理なはず、、、と 私は気になってしまい 成田エクスプレスを待ちながら見守っていました。 けっきょく 彼達は何本かの電車を見送った後、電車に乗り込み、すれすれに入り込んだ犬の目前でドアが閉まったのですが、その時の姿を今でも鮮明に覚えています。 どちらの盲導犬も 飼い主(視覚障害者)の足元に ぴたっと寄り添い、その姿は あまりにもいじらしく、逞しく、堂々としていて、見ていて熱いものがこみ上げてきてしまいます。 飼い主の目となり、100%の信頼関係のなか 100%以上の愛情を受けて当然なのに、虐待されている盲動犬達がいるという悲惨な事実もあります。 何度も書いてる事ですが、 人間が最も恐ろしく残酷非情になれる生き物なのかもしれません。 ★ポチッと していただけたら嬉しいです。
by monika914
| 2013-04-29 05:31
| 愛犬と暮らす
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Comments(12)
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b-and-j at 2013-04-29 05:57
B&Jです☆
私も日本の連休明けにアップしようかなと思っているのが、こちらの盲導犬になろうとしている仔のことなので、興味深く読ませていただきました。 日本って、盲導犬の育つ頭数がこちらと比べて圧倒的に少ないのですが、あまりにも完璧を要求されて、犬も、もの凄いストレスがかかっているようなんです。こちらの盲導犬は、かなり大らかです。 私がいたころに遭遇する盲導犬とそのオーナーさん、こちらとは全然違う感じです。盲人の方が、日本ではあまりフレンドリーじゃないなと思ったことが何度もあります。もちろん素敵な方もいらっしゃるのですけど、私が会った方達は、まるで杖を犬に替えただけ!という印象がありました。電車の扉にしても、周りの人の気遣いがあれば、問題にならないと思うのですが、私の経験では、下手に気遣うと盲人の方が不服そうに振る舞うことがありました。日本の障害者の方達、ちょっと間違った方向なのでは??と思う事多かったです。だから周りの方が助けなくなるのかもしれません。。。もちろん仕事中の犬を「可愛い!」等と言って触ったりするのは最低なことですけど。。日本人の感覚、おかしいです。盲人も周りの人も再教育が必要かも!
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chaco-o at 2013-04-29 08:15
おはようございます。
アトム号は未だ解決されぬまま・・・です。 九州盲導犬協会へどうなってるのか?昨年mailで意見をしたんですが、返事はありきたりな返事でした。 でもね、なんとなく・・・・協会はアトム号の居場所は知ってるけど・・・的なニュアンスだったんですよ。 こういうことって、虐待した人が視覚障害者であろうがなかろうが、はっきりさせて罪は罪として問うべきでは?と思います。 人の目となり、自分の意志は殺して働く犬へ虐待なんてもってのほかですもん。 私は、こんな事があるんだったら盲導犬は廃止!!と意見しました。 視覚障害の方には、有難い盲導犬なのに・・・少数ではあるかもしれないけど、虐待だなんてねぇ。 日本のルールというかマナーでは、盲導犬に話かけることや触ることはいけないとされていて、それは様々な理由からだと思うのですが・・・ 本当にそうかしら?確かに気が散っちゃうかもしれないなとは思うけど・・・・すべて協会の定めるものですよねぇ。 視覚障害の方も、もっと周りに心を開けばいいし・・・私たちも、もっと障害への理解をすべきですね。
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クリステル
at 2013-04-29 09:21
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私も以前、このシーンをテレビか何かで見た事があります。
盲導犬って、歩行中に排泄するなんてありえない事だと思っていたのでショックでした。 盲導犬の影の部分を知らない人は、目の不自由な方を頼もしく先導してくれる姿を微笑ましく見てるんだろうけど、 私は正直言うと盲導犬ってあまり好きじゃないんです。 いつ見ても可哀想に、、、と思ってしまうんですよね。 もちろん、視覚障害者にとっては大切な目であり愛おしい存在なのかもしれませんが、今回のアトム号の様に虐待を疑われるようなことも 実際にあるわけで、しゃべれない彼らはどれほどの苦痛とストレスを 感じているかわかりません。 訓練された盲導犬と言えども、完璧ではありません。 常時大きなストレスを抱えて、逃げ出したいと思う事もあるはずです。 そういう気持ちを起こさないように訓練されてるんでしょうけど、、、。 どちらにしてもアトム号が早く見つかり、適切な管理の元 安心して暮らせるようになってほしいです。
日本で盲導犬として生きる事、そして盲導犬として訓練にパスする事はそうとう難しいそうです。
やはり海外と比べて、仰る通り、都会での生活は相当なストレスだと思います。 盲導犬アトム…もうその名前のイヌとして生きるよりも、一般のラブラドールとして生きる方が何億倍も幸せだと私は思います。 それに、盲導犬協会の人達も決して見つかって欲しくないんだと思いますよ、お金が絡んでるから。 私は、同和の方々が絡んでいると言う所までは知っていますが、その後は、どうなったのか分かりません。 でも、日本で盲導犬として生きる事が、イヌの本望??なのか??本当に疑問です。 普通の一般犬として生きるラブラドールですら、リードを離して走らせて貰った事がない子だって沢山いるのに、それが盲導犬となったら、どうなんでしょう…。 ご自身は盲導犬を使われ、でも、周りにいる家族はイヌが嫌い!って言う状況下で、その家族から虐待にあっていた子だっていたそうです。 盲導犬を使われるって事は、やはり周りの家族の方からのヘルプだって必要なんじゃにのかなぁ…など、私の中での疑問は溢れ出てきますし、今は「盲導犬育成事業」自体に反対です。
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まろ
at 2013-04-29 19:08
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はじめまして。まろといいます。
大学でのレポート作成のため、ドイツでわんちゃんを飼っている方に相談したく、コメントさせて頂きました。 突然、申し訳ございません。 ドイツでは、わんちゃんを室内で飼っている方が大半と聞いていますが、わんちゃんやねこちゃんの臭いや、おしっこのシミを消すような商品(Flecken- und Geruchsentferner)は、人気なのでしょうか。 もし、人気ならば、そうゆう商品は、Amazon等のネットで購入する人が多いのか、それとも、スーパーなどで購入する人が多いのでしょうか。 お時間のあるときに、ご教示頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。
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monika914 at 2013-05-01 18:35
★B&Jさんへ
ドイツでは視覚障害者の1~2%の方達が盲導犬と暮らしています。 ドイツでは実際 盲導犬と歩いている障害者を見かけた事もないし、話した事も無いので その関係に関しての日本との違いは解りません。 視覚障害者の方達にとって 盲導犬との信頼関係は最も大切な事のはずですが、人混みの中では過敏になってしまう方達もいるのでしょう。 私達は 助けを求められたり、 助けてあげなければいけない状況(その判断が難しいですが)にならない限りは 静かに見守ってあげるべきだと思うのですが。
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monika914 at 2013-05-01 18:43
★chaco-oさんへ
私も アトムのその後の事が気になってネットで見てみましたが 解りませんでした。 幸せな犬生を送ってくれてると良いのですが。 ドイツでも仕事中の盲導犬に話しかけたり触れたりする事はいけない!とされてますよ。 私は それは当然の事だと思います。仕事以外の時間に犬らしい楽しい時間を持てれば、その盲導犬は幸せだと思うのですが。
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monika914 at 2013-05-01 18:53
★クリステルさんへ
確かに仕事中の盲導犬達は 私達の目から見ると我慢しなければいけない事が多すぎて可愛そうと思ってしまいがちですね。 しかし盲導犬イコール不幸な犬と、私は思いません。 それは飼い主との関係次第で 常に行動を共にして仕事以外は飼い主や家族友人達と遊んだり出来れば きっと幸せなんだって思うのです。 しかし 盲導犬を自分の目の代わりのみ!として扱って 愛情を注がない飼い主なら本当に不幸な犬になってしまいます。
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monika914 at 2013-05-01 19:06
★Yokoさんへ
仕事でのストレスが多い盲導犬を 仕事時間以外で そのストレスを発散出来るように愛情を注いで遊んであげ触れ合う、、、、全ての盲導犬の飼い主がそうであれば良いのですが。 それには盲導犬協会の飼い主だけでなく犬を尊重したチェック&コントロールと周囲の勇気ある告発が必要なんですよね。 盲導犬と暮らしてる事により 不自由さが減り人生を楽しく暮らせるようになった障害者の方達も居るのですから、盲導犬の存在を否定したくはありません。 しかし障害者の人生と同時に盲導犬の犬生も尊重されるべきです。
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monika914 at 2013-05-01 20:05
★まろ さんへ
おっしゃる通り こちらではたいてい屋内で犬を飼っています。 そしてトイレは外派がほとんど、、、当然散歩は最低2回。 ですから屋内用のトイレはペットショップで見た事はありません。 しかし パピー用のトイレ躾けとしてあります。 ネット販売のZooplusのhttp://www.zooplus.de/shop/hunde/hundepflege/toiletteで ご覧ください。 Zooplusでは他にも色々なペット商品がありますので そちらも参考にして下さい。
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midasjenny
at 2013-05-02 05:24
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もに香さんの「人間が最も恐ろしく残酷非情になれる生き物なのかもしれません。」というコメントを読んで、ビデオ見る勇気がありません、、、。先日もFacebookで食肉用となる動物を虐待しているヒトの姿を見て、同じ人間である事が恥ずかしくなる思いでした。日本の盲導犬事情は全く知らないのですが、盲導犬は、犬の持つ忠実さ、働く事の喜びなどの良い特徴を上手く利用した素晴らしい補助の一つだと思います。盲導犬だって、24時間盲導犬を続ける訳にはいきません。オンデューティー、オフデューティーを上手く使い分けてあげるのが飼い主としての義務だと思います。私の住むBC州では盲導犬を育てる協会があり、ボランティアと寄付から成り立っています。寄付集めの為、色々なイベントが企画されたり、多くの人に補助犬の大切さを知ってもらう為に街中で補助犬達を紹介したりしています。http://www.pads.ca/#sthash.hOdCmdQS.dpbs
無力な動物に残酷非常になれる人間なんて、、、そして、そんな人間に傷つけられている動物が後を絶たないという現状、、何とも心痛い事です。
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monika914 at 2013-05-02 05:52
★Jennyさんへ
この動画は残虐な場面は無く、アトムに関する情報のみなので大丈夫ですよ。 私も現実を知らなきゃ!と思いながらも あまりにも残酷な動画は見る勇気がありません。 盲導犬、介助犬、聴導犬を「ただ可愛そう」と否定する事は私も出来ません。飼い主のために働く喜びは 繋がれっぱなしで散歩にも行けない犬よりは よっぽど幸せな筈です。 盲導犬にしろ普通の家庭犬にしろ 犬の幸せって人間である飼い主次第なんだって つくづく思います。
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