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父が残した物

父は あまり物を捨てない人でしたが、きちんと整理分離され保管していました。


父の遺品を整理していて 「こんな物まで とって置いたのね~」とビックリする事が多く、父には申し訳ないと思いながらも かなりの物を処分しました。

しかし どうしても捨てられない物、 処分する気持ちになれない物もありました。
古びたノートを開くと それは27年前 父と母が初めてドイツに来た時の旅行記。

一緒に回った観光地を記されてる他にも
「久し振りに会うもに香が元気そうで安心した、、、」 「夕食にもに香がXXXを料理してくれた、、、」
「ドイツで 朝食に沢庵を食べるとは思ってもいなかった」 「もに香が日本酒を買っておいてくれた」
読んでいて ちょっと熱いものが込み上げてきました。

この父母の来独では、私も夫も気負ってしまい 車で2週間以上の観光旅行。
ホテルからホテル、毎日外食、、、それが父母にとっては強行軍だったようで、おまけに父はワインを飲みすぎてしまい 最後は体調を崩しホテルに医者を呼ぶ事になってしまったのです。
ですから 父の旅行記は最後迄は続いていませんでした。


使わなくなった財布も いくつか父の戸棚にしまってありました。
全ての財布の中に ドイツの孫達の写真(私の子供達)が入っていました。 
きっと世間話をしながら友人や知人に 写真を見せていたのかもしれません。

娘が小学生の頃に作って お爺ちゃんにプレゼントしたビーズの蝶々も 少し変色してましたが、大事に保管してありました。


頑固で威圧的だった父との思い出は楽しい事ばかりでは無く、今でも思い出すと腹が立つ事もありますが、 父の残した物達は嫌な思い出を 少しづつ吸収し濾過してしまう、、、、、そんな気がします。

父が残した物_c0211876_525051.jpg




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by monika914 | 2013-04-22 05:09 | 家族&我家 | Comments(13)
Commented by tawrajyennu at 2013-04-22 09:16
もに香さん、おはようございます。
ブログがずっと更新されていなかったので、何かあったのかなと
心配していました。
お父様が亡くなられたのですね。
ご葬儀に間に合った何よりでした。
お父様のご冥福を心よりお祈りいたします。

私も3年半ほど前に父を亡くしましたが、遺品を整理していて
捨てられなかったのが、父の日記と父が書いた本でした。
日記を読んでいて、父の胸のうちがはじめて分かったような気がしました。
また、本からは父の子ども時代のことや、私の知らない祖父母(父の両親)こと、父のふるさとのことなどが分かり、今まで知らなかったことが
たくさん記されていました。

お父様の残された旅行記、お財布、ビーズの蝶々はかけがえの無い
思い出の品々ですね。
旅行記には、もに香さんの心遣いに喜んでいらっしゃるお父様の
気持ちがあふれているような気がします。
Commented by para at 2013-04-23 00:19 x
初めてコメントさせて頂きます。
お父様がお亡くなりになられたの事、ご冥福をお祈り致します。

私も以前、湖のスイス川に滞在してたりで、monikaさんのブログを見つけて、何時も拝見してました。
色んな情報を教えて頂いてました。ありがとうございました。
ナナちゃん、可愛いですね~、何処までお見かけしないかな~なんて思ってました。

私の両親は、ありがたい事にまだ健在ですが、何時も日本を発つ時、上昇する機内でもしかして、これが・・・なんて思ってしまってます。
日本に居ても距離があると看取れない場合もあると思いますが、海外だとどうしても時間が掛かりますよね。

お父様の遺品、色々と素敵なお品があって、お父様のお人柄が想像できます。
最後に書かれてる、思い出は・・・本当にそうですよね。まだ健在の私の父ですが昭和一桁、頑固、亭主関白と絵に描いたような父です。でも生きてくれてることに感謝しないととmonikaさんに教えて頂いたように思います。

長旅のお疲れ等もおありかと思いますのでどうぞ、ご自愛下さいね。


Commented by monika914 at 2013-04-23 03:28
★タワラジェンヌさんへ
父が昨年末に自宅から救急車で病院へ入院した時、私はスキー旅行中で年が明けて その事を知らされました。
ですので 私が不在中に最悪に事態にならない事を祈っていたので、葬儀に間に合う事が出来 不幸中の幸いと言えるかもしれません。
父とは あまりじっくり話す事はなかったのですが、父親の想いを父が残した物から強く感じました。
Commented by monika914 at 2013-04-23 03:37
★paraさんへ
初コメ、ありがとうございます。
世界は狭くなったと言えますが、やはり距離的に日本は遠いですね~、 今回はダイレクト便では無く、パリ経由で飛んだのですが パリ発が遅れてしまい かなり疲れました。
そして機内での気持ちも いつもの里帰りのような浮かれた心境になれずでした。

もし背の高いアジア女性がイエローラブと歩いていたら 私かもしれないので 声をかけてくださいね。
Commented by はちきんイジー at 2013-04-23 11:44 x
お父様のご冥福をお祈りします

私の父は私が幼い頃から精神を患っていたので
父娘関係というものが ない、、、というか 普通でないというか
でも 考えると 皆それぞれの親子関係を持っているわけですしね

文章から もに香さん親子は会話が少なかったんでしょうか
こうして お父様の遺品を手にし
それらひとつひとつから お父様の心の奥にふれられ 暖かい愛情で包まれたもに香さんを想像しました

そんなエネルギーはきっと もに香さんの中で 時々 息づくことでしょうね

私は霊を信じるので その時 お父様の霊は きっと もに香さんの傍で喜んでいらっしゃると思います。

この世を去った愛する人を忘れないことって とても大切にも感じます

ナナちゃんのこの角度、、、娘のフインリーに似てます
フインリーは100% ラブではないんじゃないかな  と 思うんですが

子犬の時に兄弟と箱に入れられ 捨てられ シェルターから娘の家にやって来ました

時々 ピットブルの血も入っているかな  と思う表情もあるんですが
どうかな?????

Commented by merurun-t at 2013-04-23 22:52
もに香さん、ブログが更新されてなかったので帰国されてるのかなとは
思ってましたがまさかこのような理由とは。
お父様のご冥福をお祈りいたします!
お父様が大事にされていたもの、ドイツでの思い出の日記など
大切にされてください。
私も今日本ですが今後ベトナムにいくかもしれません。
今日本ですぐに会える間に両親をめーいっぱい大切にしようと思います。
Commented by chotiberry at 2013-04-24 01:37
お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。。。

海外に住んでいると、一刻も早く帰りたいのに、飛行機の待ち時間やら何やらで、時間のロスが多いですが、最後にお父様をお見送りできて本当によかったですね。

私の両親はまだ健在ですが、亡くなってから絆が深まるということもあるのかもしれませんね。

Commented by monika914 at 2013-04-24 03:43
★イジーさんへ
父とは会話があまり無いという風な冷たい関係では無く、 子供の頃は父とよく出かけました。
しかし 隠居生活に入ってから かなり頑固になってきたんです。

ナナはラブラドールのブリーダー出身ですが、フィリーちゃんと似てますね。
日本では顔が長めのラブラドールが多いようですが、こちらではナナ&フィリーちゃんのようなラブをよく見かけますよ。
Commented by monika914 at 2013-04-24 03:47
★メルママさんへ
高価な遺品も捨てられませんが、こういった父の心を垣間見れるような遺品は大事にしたいです。
ベトナムですか! ご主人の転勤で一緒に行かれるのでしょうか。
メルちゃん&エイミーちゃんは???
何処に行っても家族 一緒が一番ですよね。
Commented by monika914 at 2013-04-24 03:57
★chotiberryさんへ
父の書いた物は まだ母のもとにありますが、今度日本へ帰省した時に もう一度ゆっくり読んでみようと思います。
もう会えないと思うと 懐かしくなるのは父との楽しい思い出で、もっと親孝行できたかもしれない、、、なんてちょっと シンミリしてきます。
Commented by papaya_mango at 2013-04-25 09:34
お久しぶりです。私も今年2月に父が他界、49日が終わる約二ヶ月、緊急帰国しておりました。ダイビング(仕事)をした後だったのですぐに帰れなかったのですが、何とかお葬式には間に合いました。親は子よりも先にいなくなるものと分かっていたけど、実際にそう言う目にあうと、いろんな感情がこみ上げて、涙が止まりませんでした。わかしも帰るたびに、「これで最後かもしれない」(長患いしてました)と思いながら帰るので、ある程度の覚悟は出来ていたのですが、やはり思っているのと、実際にそうなってしまうのとでは全く違います。でももに香さんが帰ってる間、ナナも寂しかったでしょうね。私が帰って来たときチョビは大喜びでうれションしました。笑 
Commented by monika914 at 2013-04-26 03:59
★papaya_mangoさんへ
私は残念ながら49日の納骨式の前にドイツに戻ってきたのですが、ボンバーさんは2ヶ月も日本滞在出来てお母さんも心強かったことでしょうね。
国内でも遠方なら度々会えないのは同じですが、やはり海外だと気持ち的に随分ちがいますよね。
看取れなかったけれど 父の葬儀に間に合っただけでも良かった、と思うようにしています。
ナナ、、、勿論大喜びで大歓迎してくれました。 通常帰宅しても飛びつく事は無いのに、ジャンプしてきましたもん。
チョビちゃんは嬉ションですか!!!
Commented by monika914 at 2013-04-29 02:42
★鍵コメ gさんへ
私は gさんのコメントに感激してしまいました。
こちらこそ ありがとうございます。
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